インフラエンジニアを目指す人が購入すべきPCのOSは「Windows」「Mac」どちらが良い??

こんにちはますのです。
先日、インフラエンジニアを目指したいという方より、TwitterのDMでご質問を頂きました。

質問者

インフラエンジニアを目指しています!
スキルアップのために「CCNA」の勉強を始め、その後は「LPIC」の取得、さらには「AWS」の勉強もしていきたいと考えてます!

自宅勉強をする際、プライベートPCのOSは「Windows」 or 「Mac」どちらが良いとかありますか??

ますの
わたしもLPIC1→CCNA→AWSの順番で勉強したなぁ懐かしい。
ますのさん、MacもWindowsも使っています!
昔を思い出して、経験を語ってしまいますよ!!
ついでにお節介おじさんやっちゃうでありますよ!!!
この見解は筆者の経験(開発したことない/DevOps知らん)がもとになっています。
賛否両論、ならびに「Linux」使っておけば良いやんとか、他のご意見もあるのですが、参考程度に見てもらえれば嬉しいです。

結論:Windowsをオススメします

今回、質問で頂いた情報だけで判断するのであれば、筆者は「Windows一択」です。
MacbookProはほこりかぶってます。

筆者は転職時にMacbookProを購入し、しばらくMacで勉強をしていましたが若干のストレスがあったので結局Windowsを導入した一人です。
Mac嫌いではないのですが、使い慣れたFTPソフトやターミナルソフトはWindowsだったのです。

みんな大好き「WinSCP」「Tera Term」であります。

ただでさえ勉強することはメンタルを削る作業。
それなのにMacであるが故に使い慣れていないソフトを使うしかない。
結果、勉強に手を出しづらい。

こんな悪循環や、精神的ハードルの上昇が筆者を待ち受けておりました。

OS:Windowsを選ぶメリット

考えた時にわたしは以下の5点が思い浮かびました。

  1. Windowsで出来ることがMacでは出来ないことが多々ある
  2. 書籍で勉強する際、環境構築の手順が「Windows」主体で書かれていることが多い
  3. 勉強だけで言えば低スペック(メモリ8GB/Corei3程度)の5万とかのPCや中古で十分(ブラウザ動けばOK)
  4. インフラエンジニアが会社で支給されるPCは「Windows」がほとんどでは?
  5. 分解してメモリ増設やSSDの増築など、ハード面も触れる。

Windowsで出来ることがMacでは出来ないことが多々ある

最近はMacでの手順も充実してきましたので、昔よりは減った印象はあります。
それでもWindowsのみに対応しているソフトが多く、インターネット検索で引っかかるものは利用者が多いWindowsの可能性が高くなります。

逆にMacでしか出来ないソフトウェアもありますが、「CCNA」「LPIC」「AWS」の勉強に絞ればほぼありません。
筆者は動画編集や広告制作、画像編集などでMacのアプリが必要だっただけなのです。勉強だけで言えばむしろ代替となるアプリを自ら探し、操作をイチから覚え直すことに苦労しました。
ちなみにCCNA、LPICで勉強する際に利用するソフトウェアに関してはどちらのOSでも対応していそうなので関係なしですね。

書籍で勉強する際、環境構築の手順が「Windows」主体で書かれていることが多い

続いて書籍勉強の際です。
筆者はここでMacであることの洗礼を受けました。

Windowsの手順ばっかり。
TeraTermでの接続手順ばっかり。

TeraTermはWindowsしか対応していません。
Macはデフォルトでインストールされている「ターミナル」を使ってサーバに接続する手順となります。

初心者がターミナルを使って「SSHコマンドのオプションを使って鍵認証で鍵を指定する」なんて思いつきますか??
TeraTermならボタンポチポチして接続完了なのに。。。あぁストレス。

※イメージ:左がWindows、右がMacでのログイン方法(有識者の方、細かいことはお口ミッフィーです)

最近はMac利用者も増えたので、Windowsの場合、Macの場合とパターン分けして記載してくれている文献も増えました。
しかし、Macで勉強する際は書籍購入時に「Macの手順が記載されていること」を確認しないと余計な学習コストが掛かります。

時間がもったいないのです。
セルフハードモード。

コマンドプロンプトや、PowerShell、ターミナル等で、コマンドの使い方は余裕だぜぇ!って言う方はMacで問題ないかなと思います。

低スペック(メモリ8GB/Corei3程度)の5万とかのPCや中古で十分

インフラエンジニアの領域を勉強するだけならMacのような高スペックPCは不要です。

オンラインゲームと勉強をしたいならWindowsのハイスペック。
勉強とYoutube程度ならメモリ8GBを積んだ低スペックCPUで十分動きます。
※欲を言えばCorei5あればおけ。

正直な話、勉強はWebブラウザがあれば事足りると思っている節がわたしにはあります。

勉強の手法としては主に

  • Ping-tやWeb問題集をやる
  • Youtube等の配信者の動画を参考にする

なのです。
極論、勉強するだけならYoutube動画が見れる程度のPCスペックがあれば大丈夫かなと。

インフラエンジニアが会社で支給されるPCは「Windows」がほとんどでは?

商用開発やらの「DevOps関連」のエンジニア領域はひとまず除外で考えます。あの分野コワイワカラナイ。

わたしが経験してきた現場、他メンバーが参加している現場、どこを見てもOSは「Windows」で支給されています。
経験10年以上のベテランインフラエンジニアさんから「ますのさん、普段Mac使ってるの!?じゃあ検証と対応よろしく!!」ってお仕事投げられることもしばしばです。

なのでツールの違いに困らないことが多いのはWindowsではないかと思います。

Macを使ってることで任せてもらえたプロジェクトもあるので、筆者としてはMac使っててよかったなと思っています。

分解してメモリやSSDの増設などハード面も触れる

恐らくしばらくPCを使っていると「メモリが足りない」「SSD換装したい」「ディスク容量増やしたい」等の思いが出てくるでしょう。

Macbookは2012年モデル以降、分解不可になり増設は一切不可となっています。
なのでスペック上げたかったら買い替えてね方式。
お財布に厳しい世界です。貧乏人バイバイシステム。

インフラエンジニアは「メモリ」「CPU」「ディスク容量」を考えることがお仕事です。
それなのに自身のパソコンでメモリやCPU、ディスク容量のことを肌で感じられないのは如何なものでしょう。
勉強機会を損失している。もったいないでございます。

AWSのクラウドだから物理いらないじゃん?
そんな思いがある場合は今すぐトイレに流しましょう。

むしろコスト計算でめちゃくちゃ気にするようになりました。

コスト計算で「メモリ」「CPU」「ディスク」を考え、適切な値にすることはより一層に必要な知識となっています。
基礎的なハードの部分の勉強は必須科目なのは変わらないので、ぜひ一度は分解して触ってみることをオススメします。

OS:Macを選ぶメリット

あんまり思い浮かばないです。アプリエンジニアの方に聞いてもらうのが良いかと。
少なくともインフラエンジニアとして生きてきた(つもり)ですが、Macである必要性はほぼなかったです。

  1. Mac機器の検証で頼りにされる
  2. iOSアプリ/Webアプリ開発に携わりたいという確固たる思いがある

強いて言うならこのあたりかなと。

「iOSアプリ開発に携わりたい」
「DevOpsやりたい」

と思っている方はMacを選んだ方が良い領域になりそう。

ちなみに余談。
Webアプリを作る場合は「Mac/Windows」どちらのOSでも動作確認したほうが良いです。
ブラウザ同じでも表示や動作違うことありますからね。約束ですよ。

正直、DevOpsでMacがこんなに多い理由がわからんのです。
iOSアプリ以外でもやりやすいのですかね??DevOps目指している方は、そちらの世界に明るい方をTwitterで探して聞いてもらうと良いと思います。

まとめ:Windowsの方がコスパ良い!と思うよ!!

色々と述べてきましたが、ぶっちゃけ使いたい方使えばいいと思います。
絶えず起きている論争ですが用途によって変わってくるというのが多くの見解です。

そんな中で、お財布事情やらなにやらを加味すると
インフラエンジニアの学習コスパが良いと言えるのはWindowsです。

  • Windowsの方が端末安く済むよ!
  • 時間の節約になるよ!
  • スペック増設も出来るよ!

2~3年くらいは低スペックPCで勉強して、お金稼げるようになったら新たな選択肢が出るでしょう。
筆者も5年で「MacbookPro→Windows(メモリ4GB/corei3)→Windows(ミドルクラスゲーミングPC)」と遷移してきてます。

古いPCは検証機として中身をLinuxに入れて遊んだりと使い道はわりとあります。
なので、最初はコスト重視で中古やらWindowsでの勉強が良いのではないかなというお話になります。

迷っている方の参考になれば幸いです。

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