こんにちわ。ますのです。
テレワークの需要が増える中、AWSのVDI環境である「WorkSpaces」が人気のようですね。
簡単に仮想デスクトップ環境を作れるし、マスターからの展開も出来ることでAWS環境を利用している皆さんは緊急的に導入したところも多いそうな。
その中でぶち当たりました障害?の対応方法をメモしていきます。
障害:バンドルから複製したVDI環境でWindowsボタンが反応しない
WorkSpacesの運用として↓の流れをやろうとしました。というよりやっています。
- WorkSpacesの作成
- イメージの作成
- バンドルにイメージを設定
- バンドルからWorkSpacesを展開して複製する
ここまでは何も問題が無いのです!
展開後にWorkSpacesを開いて「Windowsボタン」をクリックしても一切反応してくれません。
キーボードのWindowsキーも反応してくれず、検索から頑張ってたどり着くということをしていました。
原因:リストアされたユーザープロファイルの不整合
今回の件をAWSサポートに問い合わせてみたところ、Windows10バンドルの環境で発生する問題のようでした。
参考文献は見つかりませんでしたが、再構築後のWorkSpaceとリストアされたユーザープロファイルの不整合が原因で、事象が発生する可能性がAWSに報告されているとのことです。
改善手順:プロファイル再作成のPowerShellを実行
AWSサポートに教えてもらった手順を実施したところ、正常に動作するようになりました。
- 事象が発生するユーザーで、WorkSpace にログインします。
- “%userprofile%\Appdata\local\packages\”フォルダを開きます。 (Dドライブ)
- “Microsoft.Windows.ShellExperienceHost_cw5n1h2txyewy”フォルダを削除します。
- 「管理者として実行」で PowerShell を起動し、以下のコマンドを実行します。
Get-AppXPackage -AllUsers | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "C:\Windows\SystemApps\ShellExperienceHost_cw5n1h2txyewy\AppXManifest.xml"}
キャプチャを撮ろうと正常なアカウントでやったら「Microsoft.Windows.ShellExperienceHost_cw5n1h2txyewy」が削除できなかったであります!プロファイルの不整合が起きている場合にのみ削除出来るようですね。
バンドルからのWorkSpace展開で同じ事象が起きた方は試してみてほしいのです。