こんにちはますのです。インフラエンジニア屋さんになる前の筆者ですが、Youtubeや動画作成の方への参画も目論んでいた時期があります。
当時は今ほど動画制作がポピュラーに出来るものでもなく、センスが無くてもわりとどうにかなっていたものです。今となっては簡単に動画編集や素材が転がっているので手軽な技術になりましたね。
結婚式の余興や新郎新婦のプロフィールムービーを予算かけずにやりたいと友人から相談された時に、良い機会だしやってみようかと趣味程度の実力であります。
ただ、初心者さん。結構時間がかかったり、企画考えたり打ち合わせが必要だったりで時間取られていたので、1動画1ヶ月とか平気でかかっていました。土日フル稼働。趣味にするには心の安定が無さ過ぎたので、またやりたくなったらやろうかな程度で機材だけ揃えて寝かせているのでした。
さてさて。そんな動画編集を少しだけかじった筆者ですが、この度コスパの良い動画編集ソフトを紹介してもらいました。
その名も「HD Video Converter Factory Pro」。WonderFox社が出しているソフトになります。
何が出来るかというと「動画の形式変換」「簡単な動画編集」「Web動画ダウンロード」「画面録画」「GIF制作」の5機能がメインのようです。
年間3,280円、買い切り7,760円(DVDリッピングソフト付)。※セール中は3,880円の様子。
4,000円にしては出来過ぎ??と感じたのです。フリーソフトで賄える機能も多々ありますが、1つのソフト内で完結してくれるのは有難いですね。
本当に全機能使い物になるのか?という点を確認したいと思います。
ダウンロードは公式サイトから可能です。
https://www.videoconverterfactory.com/jp/hd-video-converter/
筆者の感想:直感的に使える、無いよりはあったほうが良いソフト
主に使える機能として「動画の形式変換」「変換時のフィルタ機能」の2点が優れていると感じました。
他の機能については後述しますが、筆者が使っていて感じた
◎エンコード速度が爆速(さくっと試せる)○多機能(しかし若干の器用貧乏)
△細かい編集は国産ソフトの方が優れている
○動画サイトの動画、音楽のDLができる(公式チャンネル等)
買い切りセール4,000円でリッピングソフトもついてくるのなら非常にお得だなという立ち位置に落ち着きましたのです。
画面録画:ゲーム実況用の画面録画には向かない可能性あり
ゲーム配信等の録画でよく使われているOBSのような使い方は出来なそうです。
画面録画中の音声は「マイク」or「システム音」のいずれかのみのようです。ソフトに音声ミキサー機能は有していないので、しょうがないですね。むしろそこまで出来たら出来過ぎですやん。最強の配信ソフトやんってナリマスカラね。
Webサイト上にも「録音:マイクまたはシステム音を録音。」と記載があるので、マイクか画面音声のどちらかしか録音出来なそうです。
サポート体制はバッチリで助かりましたのです。マニュアル:https://www.videoconverterfactory.com/jp/tips/top4-windows-screen-recorder.html
PCで流れている音声の画面録画に使えそう!
音声無しやPC上で流れている音声を含めた画面録画であれば、非常に使い勝手が良いです。直感的に操作が出来てサクサク動きます。
・ブラウザ上やゲーム画面の音声を含めた画面録画
・セミナー動画の音声付画面録画
(自身がマイクを必要としない状態での録画なら利用出来そうです)
- 画面録画モードを起動>「ウィンドウモード」「全画面モード」を選択>録画領域を指定>「OK」>「Rec」をクリック
マイク音声の録音は可能だけど設定が必要?
マイク録音での画面録画も可能ではありました。
しかし、録音後の音声をチェックしたところ左耳からしか聞こえてこない状況です。ウーム…。設定かわたしのパソコンの問題でしょうか…。
Windows標準機能の画面キャプチャで試した時は、両耳から録音音声が聞こえて来たのでパソコンではないような気はしております。
自分の声を含めたゲーム画面のキャプチャやMTGの画面をキャプチャしたい場合は、Windows標準機能のキャプチャの方が高機能かと。
Windows10の方は、「Windowsキー」+「Gキー」で起動してお試しあれです。
Windows標準機能の録画は、慣れれば良さそうですがPC操作が不慣れな方には不親切です。
しかしこちらのソフトは直感的に設定を追えるので、迷うことなく画面録画が可能でした。音声は後付けで良い場合には重宝する機能となります。
動画変換がメイン機能:対応フォーマットが豊富
この部分はさすがですね。豊富なフォーマット選択が可能です。
そして動画編集をしていた際に、地味に困った時の内容も簡単に変換が出来ました。
マニュアル:https://www.videoconverterfactory.com/jp/tips/top-list-edit.html
- 動画から音声のみ抽出
- ビデオカメラ等のHD動画(MTS,M2TS,DV,AVCHD)をMP4に変換も可能
どの拡張子に変更すれば良いか分からない初心者さんにも安心設計。
拡張子から選択する or デバイスから選択することが選べます。
下図の場合はPS4に適した動画形式に変換する例です。細かい設定がいらずに端末に適した形に設定してくれます。
- デバイス選択:Sony>PS4をクリック
そういった時も何食わぬ顔で変換出来るのは嬉しいですね。Windows標準のフォトアプリでは拡張子が対応していない問題に結構引っかかる印象です。
そういった時のためにもこういった変換ソフトを手元に置いておくと便利なのです。
動画編集:最低限の編集レベルは可能
動画をコンバートする際に簡単な動画編集機能も備えています。
今回はiPhoneのキャプチャ機能で録画した動画データを使って試してみます。
- 動画サイズのトリミング
- 動画内の不要箇所切り取り
- フィルタ設定
- その他(動画のマージ、ウォーターマーク、字幕入れ等)
トリミング設定:大雑把な切り取りにはGood!
矩形選択で領域を選択することが可能です。
選択画面をズームする機能が無かったため、矩形選択を手動でやる場合は大雑把になります。
ピクセル単位で選択をする場合は、数値を入力して微調整で見る必要があります。大雑把に切っても問題無い動画には使えそうでした。
動画の切り取り設定:抜き取りたい箇所がはっきりしている場合にGood!多様は音ズレの原因に。
読み込んだ動画ファイルから使いたい部分のみを選択することが出来ました。
用途としては以下の感じかなと思います。
- 開始と終了の指定した秒数を切り取る
- 指定した箇所のみを切り取る
- カットしたデータがそれぞれ作成される(図の例だと3ファイル作成)
ただこの画面上で音声は出ずズームして細かいところも確認は出来ないので、明らかに不要な箇所が分かる時に利用する機能かなという印象です。
カット1は音ズレしていなかったので、切り取りは最小限で使う必要がありそうです。
フィルタ機能:素材作りにGood!
個人的にこの機能は嬉しい機能です。
動画編集ソフトでのフィルタを利用すると、負荷が掛かって動画データが重くなることが多々ありまして…。
フィルタで大体使っていたのは「ぼかし」や「古い映画風」のレパートリーしか筆者にはないので、コンバートソフトで素材が作れるのはめちゃくちゃ良いなと思いました。
ちなみに明るさなどの調整は出来ますが、粒度についての設定は不可でした。あくまでもソフト側で用意されたもので満足出来る時だけ利用になります。
実際にコンバートしてみる
ウォーターマークに関してはあまり興味が無かったのでスルーです。
透明度設定も出来たので、動画編集ソフト内ではなく変換時に付与できるのは使う人には嬉しいかも?程度な印象です。
変換ボタンを押すだけで変換がスタートします。今回はカット3つなので「3ファイル出力」されました。大体20秒くらい。
実際に変換した動画データになります。個人的にフィルター機能は使い道ありそうだなとみています。
Youtube等のWeb動画ダウンロード
「HD Video Converter Factory Pro」を使ってYoutube等のURLから動画をダウンロードすることも可能となります。
マニュアル:https://www.videoconverterfactory.com/jp/tips/top-list-download.html
他人の著作権にあたる動画ダウンロード行為は取締対象のようです。利用については各自ご判断ください。
Youtubeでライブ配信→「HD Video Converter Factory Pro」でダウンロード→動画編集ソフトで編集
なお、保存時にタイトルを変えないとエラーが出る様子。
最初なかなか気が付かなかったので、もう少し分かりやすいエラーが出てくると良いかなと感じた次第です。
マイク録音が片耳からしか聞こえてこないため、システム音と一緒に画面録画をする使い方がメインになりそうかなと所感です。しかし、動画変換のメイン機能については多くの変換に対応しているので動画編集のお供にはぜひ所有しておきたいところです。
筆者も久しぶりに動画編集をしようかと思う今日この頃であります。