(2023版)【EpocCam】iPhoneをWebカメラとして利用する無料アプリが便利!

現在メインで利用しているPCにWebカメラ付いてないのです。
顔出しが必要な際は古いノートPCでWeb飲み会やリモート会議等に参加しているますの(@masno_soy)です。

マイクとかモニターとかスピーカーとか、あれこれテレワーク期間中に揃えて徐々に環境を強化しております。
オンライン飲み会やオンラインミーティングなどでは、古いノートPCを使うかメインPCの前にiPhoneを立てかけてiPhoneから参加のいずれかで行っておりました。

せっかくメインPCに機材を揃えたので、メインPC利用したい。
画質もちょっと良くしたいと調べていたところ…。

あるじゃないですかぁ!
iPhoneをWebカメラで利用するアプリちゃん!!
考えることは皆一緒ですね。

ということで見つけた【EpocCam】が使い方簡単だったのでご紹介であります。
ちなみににも【iVCam】も使ってみましたが、無料版は残念…。という結果だったので良ければこちらの記事も参考に。

関連記事:iPhoneをWebカメラ化する無料アプリは【EpocCam】がベスト!

併せて旧Ver(2.x)をインストールしていた場合画面ちらつくので注意です。

関連記事:Ver3.3をインストール後に画面がちらつく現象が改善された模様

EpocCamとは何か??

EpocCamはiOSデバイス(iPhoneまたはiPad)をWindowsやMacのPCのWebカメラにストリーミングすることが出来ます。
利用できるソフトも「Skype」「Zoom」「OBS」「YouTube」などの主要なビデオプレーヤーアプリの多くと互換性があるそうです。恐らく実況動画などの配信とかでも使えるんじゃないかと。

各機器の対応状況/必要要件など

・iPhone / iPad :iOS 13.0以降
・macOS:11(Big Sur)以降
・Windows:Windows 10 64bit 以降
・モバイル機器⇔PCを同じWiFiネットワークor USB接続している状態を維持する
・iPhone / iPadでUSB接続を有効化する場合は別途「iTunes」がインストールされてる必要がある

今回わたしの手持ち機器はこちらであります!
・iPhone 14 Pro(iOS:16.1.1)
・Windows11(22H2)
・利用アプリ:Zoom
以前のKINONIさんのアプリではAndroidにも対応していたようですが、買収後の現在はGoogle PlayからEpocCamの姿が消えている様子です。
ダウンロードページにもAppStoreのリンクしかないため、2020/11月現在ではiOSのみの対応になりそうです。
Google審査に時間がかかっていると思いたい所存です。

PCに「Elgato Camera Hub」をインストールする

インストーラなどは開発元の「KINONI」さんのWebサイトよりダウンロードしていきましょう。

PCのインストーラは「elgato.com:ダウンロードページ」よりダウンロードしましょう。

余談:開発元のKINOKIさんはゲーミングデバイスメーカー・Corsairによって2020年10月29日に買収され、キャプチャーデバイスメーカーであるelgatoに吸収されたようです。
http://www.globenewswire.com/news-release/2020/10/29/2116972/0/en/Turn-Your-Phone-into-a-Webcam-CORSAIR-Acquires-EpocCam.html

Windows or macOSで各PCに応じたドライバーをダウンロードする

  • 「SELECT YOUR PRODUCT」をクリック>「EPOCCAM」を選択
  • インストールするOSを選択(今回はWindows)
  • 下部に表示されたCAMERA HUBの「ダウンロード」をクリックしてダウンロード開始する

msiファイルがダウンロードされるため、ダウンロードしたインストーラをダブルクリックするだけです。
画面はそのまま何も考えず「次へ」をGoであります。

インストールが完了すると特に何か起動するわけでもなく終了となります。

デスクトップにアイコンが「Elgato Camera Hub」が作成されますが、起動しないで問題ありません。
iPhoneにアプリをインストールしてから起動するものとなります。
「Elgato Camera Hub」では、プレビュー画面の表示や、画面の各種設定が出来ます。
アプリ上で「イン/アウトのカメラ切替」「左右上下の反転」「画面の明るさ/コントラスト/彩度の調整」がPC側でコントロールすることが出来ます。

iPhoneに「EpocCam Webcam for Mac and PC」(無料版)をインストールする

続いてiPhoneにインストールを行います。

AppStoreで「epoccam」と検索してインストールする

検索すると2つ出てきます。
背景が青いアイコンはPro版になるので今回は「背景が白色のアイコン」を選びましょう。

インストールが終わった後にアプリを起動すると初期設定画面が表示されます。

  1. ようこそ EPOCCAMへ:「開始」ボタンをタップ
  2. ステップ1: CAMERA HUB:既にPCへインストール済のため気にせず「次へ」ボタンをタップ
  3. ステップ2: 接続する:「次へ」ボタンをタップ
  4. ステップ3: アクセスを許可:カメラへのアクセス、ローカルネットワーク上のデバイスの検索を許可する
    ※EPOCCAMのアプリが「カメラ」と「ネットワーク」機能を使えるようにする必要があるのでアクセス許可が必要です。

    1. カメラへのアクセスが許可されました:オン
    2. ローカルネットワークへのアクセスが許可されました:オン

iPhoneアプリ:EpocCam経由でカメラ映像をPCに送信する

iPhoneアプリ:EpocCamを起動します。
カメラ、ネットワークのアクセス許可を設定後に起動するとこんな感じの画面になります。

iPhoneとPCを接続する手順

今回の例ではWi-Fi経由での接続となります。

  • PC:Zoomや、先ほどインストールした「Elgato Camera Hub」を起動する
  • iPhone:Wi-Fiへ接続(もしくはPCとUSB接続)する
  • iPhone:画面上部に「Wi-Fi経由で接続中」と表示されればPCと接続完了です。

    • インカメラへの切替も右側のメニューで変更可能です。
    • メニュー真ん中の顔のマークから背景ぼかしなどのフィルターも可能です。
      • ちなみに会議中に映像処理に遅延が発生したこともあり、基本的にEpocCam側でわたしは使っていません。
        (iPhoneの処理遅延 or 転送遅延などの環境による影響の可能性も)
      • ぼかしたいならZoom側の処理でも良いかなと。

 

【USB接続をしたい場合】
PCとiPhoneをUSB接続する場合は、別途PCに「iTunes」のインストールが必要になります。

※参考手順:Windowsセットアップより引用
1) iOS デバイスに EpocCam をインストールします。
2) 最新バージョンのiTunesをダウンロードしてインストールします。
3) Lighting または USB-C ケーブルを使用して iOS デバイスを PC に接続します。
4) カメラハブを開きます。
5) EpocCam が検出されると、カメラ、ビット レート、ズーム、画像設定、スナップ レンズなどを選択できるようになります。

今のところの不満点はこちらです。
・無料版だと透かしが画面下部に入るようになった
> OBSを利用して一工夫すれば透かしを見えなくすることも出来ます
> 参考手順:【EpocCam】Webカメラ代用アプリの透かしはOBS Studioで調整しちゃおうっていうお話・アップデートによる仕様変更で機能が一部使えなくなることがある(特に利用してないので問題なし)
> 有料版で利用出来ていたiPhoneマイク機能がアプリ統合により廃止されています。
> 今後音声サポートもアップデートされる予定ではあるそうですが、アプリ仕様変更で若干振り回される感は否めないです。
> 公式サイトFAQ:EpocCam — Microphone Not Appearing

ZoomのWebカメラとして「EpocCam」を利用する

ここまで来れればあとは簡単です。Zoomアプリを開けば認識するはず。
認識しない場合はZoom起動後に設定を少しいじります。

設定>ビデオ>カメラ:Elgato Virtual Cameraを選択すると、iPhoneカメラの画像が表示されます。

こんな感じでZoomのカメラとして認識されます。

透かし調整がOBS Studioで出来るとコメント頂きましたので試してみました。
情報ありがとうございます!
関連記事:EpocCam×OBS Studioで透かし調整

iPhoneの画質が良いので、古いノートPC内蔵のカメラよりも明るく表示される印象です。
中途半端なWebカメラ買うくらいなら、EpocCamのiPhoneアプリで十分と思えるほどです。

ただ、Webカメラとして利用している最中はもちろんのことiPhoneを触れません。
電池も充電に繋いでおかないと無くなります。結構発熱しているので消費が早い印象です。
そういう意味ではWebカメラの方が良いかなとは思いますが、取り急ぎであればこれで十分なレベルとなりました。

ちなみに丁度良い位置で立てかけられない場合は三脚やアームスタンドの導入が良いかと!
わたしは家に転がっていた自撮り棒スタンドで誤魔化して利用しています。

最後にさらなる欲を・・・

HDMIキャプチャデバイスやモニタ切替デバイスなどなども揃えたいですが、今のところ利用する機会が無いのでわたしは見送りです。
その二つを兼ね備えた素晴らしき一品。マジで欲しい。

PS4やPS5、Nintendo Switchの映像を取り込みながら
HDMI接続したデジカメの画質をワイプ表示させて
画面切り替えも手元のボタンで切替できて

オンラインセミナーとかでも使いどころ満載ですわよこれ。
機能モリモリなのにメーカーさんで4万円って悩みます。使い道ないけど。
もう少し落ち着いたころに、使い道を考えて購入に踏み切りたい所存であります。

そしてWebカメラもElgatoさんから繰り出している模様。(Facecam Pro
Pro版は在庫が無いようで残念。通常版はまだ販売しているようですが、わたしはPro版狙い。
使う機会を狙いつつマイクやカメラも新調したいなと思う今日この頃です。

透かしをOBSで処理するのも面倒な方は、1000円程度でPro版購入出来るので使い勝手良ければ購入もありです。
わたしは過去の仕様変更で上手く使えない時期があり、Pro版なら改善するかもしれないと思い当時Proに切り替えてしまいました。
(結果はPro版でも不具合改善しなかったけど。最近めっきり使う機会減ってるけど。リモート復活しないかな。)
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