ますのです。現在インフラエンジニアとして社内情シス的なことをしています。
普段は技術的なことを書いていますがせっかく3年経過したので、振り返ってみたいなと思います。
書くことが無かったとかそういうことではありません。えぇ、決して。
さてさて、IT人材が不足していると言われ、ITバブルの波に乗ったわたしの経歴を書きなぐって行きたいと思います。
業界未経験だけど。。。と尻込みしている方の参考になれば幸いです。
経歴:営業⇒イベント運営⇒インフラエンジニアへ転職
- 小中学生時代にオンラインゲームにどっぷりはまりタイピングを覚える
- 情報ビジネス関連の専門卒業(フォトショ、イラレ、Office関連とか)
- 地方中小企業の営業職:営業先でご年配の皆様に愛される
- 結婚式、ホテルスタッフ&イベント企画運営:ご年配の皆様に愛される
- お父様に人生プランをプレゼンせよと言われ身の振り方を考える
- Web系の採用にとことん落ち、インフラエンジニアとして拾われる
ただ、最初からインフラエンジニアをやりたいと思って転職したわけではないのです。
それでも今は営業時代に比べると心に余裕をもって楽しく仕事が出来ている実感があります。
技術ブログまで開設するとは思ってもいなかったのです。
なぜインフラエンジニアなのか??
わたし、コード書けないのです。アプリ開発関係のプログラマーとかにはなぜか興味が出なかったのです。
htmlとかcssは少しかじったことあったのでWeb系に行っただけでしたが、転職活動で見事に撃沈したのであります。
的はITに絞っている前提です。
「手に職をつける」ならもっと幅広いのでは??と見たところ、インフラ系の採用情報が多数出てきました。
よくあるやつぅ。ハズレ率が高そうな謳い文句^q^
ただ、転職活動で心が折れているわたしにはこれだけでもう十分でした。
Web関連よりも知識無いけども「とりあえずお話を聞きに行こう」と、軽い気持ちで面談に行ったという志の低い動機でございます。
【業界未経験OK】という障壁の下げる言葉に。
藁にも縋る思いです。
自分自身を大事にしてくれそうな会社を選択
ITバブルの理由として「SES」といういわゆる客先常駐型の人身売買が主流のようで。。。案件ガチャと揶揄されるような内容でございます。
面談:1社目
担当:70代顧問
LPICとかの参考書を本屋さんで立ち読みしておいで。
この内容ならやっていけそうって思ったら、再度面接の日程作るから連絡ちょうだいね。
面談:2社目
担当:20代美人
適性診断の問題をPCでポチポチ。→結果連絡しますね。
※帰りのエレベータで社長らしき人と遭遇。仕事を強要するタイプと直感がビンビンになる。
1社目で即決でありました。シャチョサンオレオレコワイノデアリマス。
未経験でも自分がモチベを保てるような環境か?
という点が最重要かと感じましたです。
インフラエンジニアとして入社してから:営業の力が活きてくる
- 入社前:ITパスポートを取得。
⇒専門学校の知識のおつりで行けました。個人的にはITパスポートの知識は、デジタルデータを使う人間は取っておいたほうが良いかと。 - 入社~2ヶ月:外部スクールでLPIC1とCCNAを勉強。
⇒みっちり業務時間内で授業。業務経験が無い人間の唯一見せられる部分は資格であると感じた時期であります。 - ~3か月:案件探し&案件面談
⇒SES事業をやっている会社に入ると、現場配属のために面談が入ります。
「わたしはあなたの会社にこんなことを提供できます」ということを言えればいいのですが、できるわけねぇべやと苦渋をなめる。
面談時の返答で「Yes/No」に関わらずレスポンスの速さが評価され命を繋ぐことに成功。
エンジニア職で生きていると、コミュニケーション取れるだけで高評価貰えます。
特に20代の若いときは間違いなく。技術なんて教えればなんとでもなりますが、人間力はそうも言えないですからね。
- 4ヶ月~4年目:社内情シスのヘルプデスク⇒インフラエンジニアへ移行
⇒just now!!
ヘルプデスクの時は特段資格勉強はせず、インフラエスカレーション時にネットワークやサーバの動きについて質問しまくっておりました。
その評価もありインフラエンジニアの人員が減り、アサインさせてもらうことに成功。
そこから資格勉強を始め「LPIC2」「AWSソリューションアーキテクト アソシエイト」の資格だけは取得したであります。
なお、CCNPは現場内でほとんど知識として不要なので更新もせず、サーバ関連へ移行した次第であります。
ここで初めて面談でよく聞かれていた「ネットワーク関係がやりたいの?サーバ関係がやりたいの?」の回答がはっきりした印象です。現場で必要な知識を深めて、ようやく「サーバ関係がやりたい」という意識が芽生えたのであります。
面談時は「興味あるのはネットワーク」と言っていましたが、今ではネットワークは深入りしておらぬです。
面談の時に聞かれているのは
「今、何に興味があって、普段どんなことをしているのか?」ということだと解釈したのです。
インフラエンジニアは「企業」に従事する場合にオススメできるのか?
「企業戦士」として生きるのであればオススメできます。
「自分で稼ぎたい」という意識を持っている方にはオススメできません。
どうしてもインフラエンジニアの仕事は、サーバ・ネットワークのお話になるので、長期スパンの常駐型のものが多いです。さらに、中~大企業で求められる部分となるのでフリーランス案件は少量となります。
ただ、業務形態は客先常駐になるので、会社に行って業務を行うというスタンスが変わらないのであります。
リモートワークや私服通勤といったキラキラな思いはインフラエンジニアでは少量という意味合いになります。
フリーランスで稼いでるITの方や私服通勤といったキラキラしているものは「アプリ開発」や「Web開発」の分野の方が多いです。「作りたいものがある⇒チーム結成⇒完成したら解散」というサイクルのため、案件が多く短いスパンで色々な経験を詰めるというメリットがあります。
また、自分でサービスを作ってみたい!といった場合もインフラレイヤーではなく開発レイヤーになるので、起業を目指す方はプログラム分野に進む方が目立つ印象であります。
インフラエンジニア、開発エンジニアのどちらが良いかは各々の目標次第というところでありますな。
わたしは結果的にインフラエンジニアで満足しているであります!
最近はサービスを作ってみたいなと思うこともありますが、インフラエンジニアの仕事をして得た知識でプログラムを始めることも出来るので気力次第でどうにでもなると感じている次第です。
最後に
未経験での転職は可能です!ただ、それ相応の覚悟が必要なのはどの業界も同じと思います。
ひとりで解決出来なかった仕事を自分なりに落とし込む⇒担当者に確認⇒次は自分でやり切る、というサイクルをひたすら回していったら知識は勝手についてきました。
若いうちの失敗は財産って誰かが言っていたので、やりたいようにやればいいと思うのです。
とらい&えらー、心が折れたら休めば良いのです。
以上、ますのの経験談でした。
※現在のますのが、過去のますのへ伝えることを想定した勉強方法の紹介もあるので参考になれば幸いです。